百里のつぶやき

看護師として、セラピストとして日々の気づき

2018-01-01から1年間の記事一覧

患者さんから学んだ事 Part6

「お前に俺の気持ちなんか分かるもんか!」 私が看護学生の時に受け持ちの患者さんから言われた言葉。 悪性黒色腫の患者さんで、翌日片足の切断の手術を控えていた。 手術の前日は、剃毛(今はあまりしないが手術周囲の毛剃り)とか、必要物品の準備とかする事…

患者さんから学んだ事 Part5

「前から言おうと思ってんだけど、貴方は良い看護師さんよ〜。 でもね、お人好しなのよ。だから損してるわね。 でも、患者は分かってるから… 損得ぬきで相手の事を思って、ただただそれだけでやってくれてるのが分かる。 患者はそれが分かるから、貴方の事が…

男の純情

還暦を過ぎて未だに独身。 今にして男の純情を知る。 男性の生態をあまり知らないまま歳を重ね、色気が全く無くなったせいか男友達が沢山出来た。 皆さんそれなりのお年で、もちろん既婚者。 なので恋愛感情など全く無く、週に一度は酒を酌み交わす飲み友。 …

患者さんから学んだ事 Part4

『怖い…!私はどこに行くの?どうなるの…⁈』 実感として教えてくれた人がいる。 私は純粋に生まれ変わりを信じていた。もちろん今でも信じている。 だから死んだら新しい人生を歩める。 死ぬ事は怖くない。だって新しい人生が始まるから。 死は祝福だ!なん…

患者さんから学んだ事 Part3

この上ないご主人を無くした悲しみ… それでも懸命に生きる辛さ… 人間のストレス度の一番は連れ合いを亡くした時らしい。 何時も居るのが当たり前の存在。 突然、もしくはこころの準備が出来るとしても、居るべき存在が居なくなってしまえば、耐え難い日々が…

患者さんから学んだ事 Part2

最後まで前向きに生きる! とんでも無く難しい事 でもそれをやり遂げた1人の患者さんが居た。 今でも尊敬の気持ちでいっぱい! そんな風に生きられたら、そんな風に最後の人生を精一杯生きられたら…人生の先輩として目標にしたい人。 一級建築士として70歳代…

患者さんから学んだ事 Part1

今でも心が痛む… あれは6年前… 緩和ケア病棟でエンゼルケア(死後の処置)をしてると、亡くなった患者さんの両足から黒色の液体がドンドン流れて来た。 なんじゃこりゃ〜!! 夜勤の相方の看護師さんとびっくり! 直腸がん、両足リンパ浮腫で下半身がパンパン…

看護師からリンパセラピストへ

看護師楽しかった〜 でももうやり切った!って言えるのは定年まで働いてきたから。 私の目標は『死ぬまで現役』 看護の仕事は好きだけど、直接患者さんに関わらない形式だけの事とか、大切なんだろうけど興味のない委員会とか、やりたく無い仕事もしなきゃい…